78. 海外でのFonの使い勝手について考える。
海外でのFonの使い勝手について考える。
パリからスペインのコンポステーラまで2,000キロ、約3ヶ月にわたる旅を終わりやっと一息ついているところです。さて、本題のFonの使い勝手ですが、手っ取り早く結論から言いますとFonは現状のままでは旅をする人達には実用性に乏しいと言って良いと思います。今回の私の旅は、徒歩でパリを出発し、殆どフランスとスペインの田舎と言えるような小さな町々を辿るものでした。勿論、それなりに大きな町にも滞在しました。歩き始めて最初の頃はそれぞれの町でFonMapで示されるポイントにアクセスするつもりでFonの電波をキャッチしてみましたが、確かに電波はキャッチ出来るもののネットにアクセスできる程の電波強度を得る事は殆ど出来ませんでした。以下Fonを使用するに当たっての気が付いた点を思い付くままに列挙してみます。
①町に到着して、Fonマップを頼りにFonの電波を拾ったものの、なかなかインターネットにアクセス出来ない。
Fonのアダプターを設置している家と私がギリギリ接近できる距離が大きな庭で隔てられている。Fonルーターの性能を考えると、せいぜいルーターから半径10mの範囲が実用圏内と思われます。従って、充分な電波強度を得られず、ネットにアクセスすることが出来ません。また、電波条件の良い場所を求めて一般住宅の付近をウロウロ怪しく動き回る事にも相当な心理的抵抗感と疲労感を伴う。・・・ご存知の通り、外国の一般家庭の作りは広い庭と壁の厚さ30cmを越す石造りの住宅がほとんどです。このような条件を考えると、一般道路からFonにアクセスする事の困難さは想像出来ます。
②田舎の町ではFonメンバーが少ない。
Fonメンバーの電波を求めて歩き回っていると、オープンWiFiを発見することが良くありました。ある町に到着して、どこのBarもWiFiを持っていないので仕方なくかなりの距離を歩いてFonマップに示された場所に行く途中でオープンWiFiを発見する事が良くありました。また、町の図書館や本屋さんもWiFiを持っている場合があります。余程の小さな村は別ですが、どこでもBarはあります。WiFiをもっているか聞いてみるのも良いですね。
③ヨーロッパではFonよりもプライベートWiFiが主流。
ヨーロッパと言っても、私の歩いたフランス、スペインではFonよりもプライベートWiFiを利用したほうが最も実用的で、かつ安心して使用する事が出来ました。このプライベートWiFiという意味は、町々にあるBar、レストラン、ホテルが個人的に使っているWiFiの暗証番号を教えてもらって使わせて貰う事です。殆どのBarやホテルではコーヒーやビールを注文すれば暗証番号を教えてくれます。ゆっくり椅子に座って飲み物を楽しみながらWiFiを利用できます。また、ホテルによっては無料のWiFiゾーンを開放しているところもありました。勿論、そのBarなどにWiFiが設置してあるということを最初に確認しなければなりません。それには、iPhoneアプリのWiFiTrack等が役に立つでしょう。まぁ、たまにですけど暗証番号が分りませんと断られることもありました。
④高級ホテルのWiFi利用は避ける。
これは私の偏見でしょうけれども、WiFi利用に当たって、高級ホテルは必ず法外な使用料金を要求します。例えば10分1ユーロとか言ってきます。あるいは宿泊者のみのサービスですとか言います。私は、それ以降は高級ホテルには寄り付きませんでした。仕方がありませんよね、彼等もお仕事なんですから。
⑤フリーWiFiでも二通りある。
そうなんです。最初から全く問題なくインターネットにアクセスする事が出来るWiFiと、一旦そこのサイトに入って、コマーシャルを眺めた後、OKボタンを押してはじめてインターネットに入れるWiFiがあるんです。全く無料じゃないんだよと言う気持ちは分りますが、ネットに繋がらない時はオーナーに尋ねた方がいいかもしれません。
つづく
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